大学全入時代に入り、大学入試は現役合格が一般的となり、浪人して志望大学を目指す人は年々減ってきています。経済的にも浪人する余裕がない受験生とご家庭が増えてきており、「受験戦争」と言われた時代は既に歴史となりつつあります。このような時代の変化にあって、浪人生になるということはどのような意味があるのでしょうか。浪人したからといって、確実に第一志望の大学に合格できるわけではないにもかかわらず。

浪人すると、多くの方が大学受験予備校に通年で通うことになります。まずはそこでの仲間との出会いは大きなメリットになります。同じ境遇で真剣に第一志望合格を目指している。気が抜けない日々が続きます。

そして徹底的に受験科目を勉強できる環境が一年間整い、そこでの特訓の成果は大学入試が終わった後も残るということが一番のメリットです。これは現役の受験生には無理であり、高校の部活動や課外活動の時間も確保しなければなりません。筆者は浪人して四年制私大文系を目指していました。予備校の現代文の授業では、テキストを要約する作業を毎回行い、慣れてきたら要約の字数を減らしていきました。

この作業によって読解力と表現力が上昇し、今でもその能力が生きていることを実感しています。この能力は予備校に通わなければ育たなかったと考えています。今も昔も浪人生というと暗いイメージを持っている方は少なくありません。ですが、大学受験予備校の本来の意義は「高校教育の補完機能」です。

もし浪人生という選択をした、あるいはせざるを得なかった場合、チャンスと捉えて一年間ご自身の能力を徹底的に磨いてください。第一志望に合格するかどうかにかかわらず、その努力は何十倍にもなって大学生以降の人生にプラスをもたらします。このような捉え方もあるということを頭の片隅に置いていただけたら幸いです。中学生の個別指導塾のことならこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です